中川調教師のコメント
- 9日の新潟競馬ではまずまずのスタートを切り中団後方を進む。半ばくらいから動かしていくも踏ん張ることができず18着。「馬体重は大幅な変動のない状態でしたが、装鞍所からイレ込みが目立ち、汗も結構かいていました。また、レースへ行っても馬を気にして力んで走っていたようで、精神的な消耗が大きかったようですね…。行き切れるのであればまた違うのでしょうけれども駐立が不安定な馬なだけにそれを望むのも難しいでしょう。距離を短くして終いまで頑張るということを教えられればと思ったのですが、1200mや1400mくらいのほうが本来はいいのかもしれません。ただ、今の背腰の状態を考えるとたとえ精神状態がいくらか良くても踏ん張り切れないでしょうから、いずれにせよ成長待ちということなのかなという印象です。思うようにいかず申し訳ありませんが、何とか少しずつでも復調させられるように対応していきたいです」(中川師)夏2戦はスタート、道中と思うような形で進められずに良さを出せずに敗退していましたが、単に気性面の問題というわけではなく背腰を含めた肉体的なものもあると見て、適度に休みと実戦を交えながら良くしていければという考えを持ちながら今回のレースへ向かいました。また、道中の力みが目立つ馬でもあるため1200mから1000mに距離を短縮し、道中のロスを少しでも減らして終いまで頑張れるようになればと今回の条件を選択しました。課題のスタートはまずまず上手く行き、道中も悪くないように思えたものの、後半からは踏ん張ることができずに位置をさげてしまいました。初戦の負かした相手や内容からもっとやれて良いと思えるだけに悩ましい限りです。何とか少しずつでも復調の兆しを見せてもらえればと願っています。この後についてはレース後の状態をしっかりと見極めてから判断していきます。
あばた先生の走法診断
少なくとも最近の中では形になっていたかなぁという印象です。まともにまっすぐ走ってきたのは新馬戦以来でしょうか。とはいえ、途中からまたやめてしまったような感じではありましたが。 まず、新馬戦でみせた回転力が落ちて、ピッチがずいぶんと遅くなっています。脚の上がり方やストライド自体には大きな変化はありませんが、上手く回転していない分、スピードが落ちていますね。クビの使い方や連動性も良くなく、厳しい言い方をしてしまえば、この”クラスの馬”ですね。新馬戦のパフォーマンスから見ると残念ですが、立て直しは長期化しそうです。 走法面で見るとダートに行っても良さが出るタイプではないかと思います。
スタートは五分に決めるも行き脚がつかず
ずるずると後退していき18着・・・
適性がないわけはないので
どうやって復活させるのか
何が良いのか探って欲しいですね