イルチルコの勝利記事
<中山3R>◇26日=中山◇芝1800メートル◇2歳未勝利◇出走14頭 ドゥラメンテ産駒の2番人気イルチルコ(牝、田村)が2戦目で初勝利を挙げた。勝ちタイムは良馬場で1分49秒1。半兄には17年京成杯AHを勝ったグランシルクなどがいる血統。
スタートひと息も行きっぷり良く道中は中団で折り合いに専念。余裕ある手応えのまま4角大外から進出し、残り100メートル付近で逃げ粘る2着クモリナキマナコを捉えきった。三浦騎手は「気性的な若さがありますが、初めての右回りなど競馬2回目でいろいろとクリアしてくれました。ゲートはうるさかったですが、馬群で我慢もできました。この先の成長が楽しみですね」と振り返った。 今年8月末にこの世を去ったドゥラメンテの産駒はサウンドビバーチェ(牝、高柳大)が中京3Rも制しており、この勝利で現世代計11勝目となった(26日中山3R終了時点)。
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イルチルコおめどぅーす! 見立て通りのスケール感を存分に発揮してくれましたね。 まだまだ直さなきゃいけないとこ多いですが、その分伸び代があるということで。 今日は苦しくならずに、クビの位置もある程度決まってました。まだちょっと高いですが、これは身体がしっかりしてきたら大丈夫だと思います。 やはり前肢の伸び方、それに伴う後肢の可動域の大きさは素晴らしいものがあるとおもいました。 コーナーワークで言うと、右回りでしたが、外を回しスピードも出てたので、クビを内向きに向けてなんとか踏ん張ってましたね。これがもっとスムーズに自然に走れるようになるといいんですが。それでも左回りの時よりかは全然良いですね。身体を大きく使えるのでこれからも外を回ったときの方がスムーズにいくことが多そうです。 最後の直線は言うことなしです。ストライドも伸びてピッチも上がり、良い形です。案外最後のひと伸びのギアも使えそうなことがわかりました。 2勝目を目指して、所作を修正しつつも、良さを消さないようにして行ってもらいたいですね! 以上です。おめでとうございました。(´∀`)私も注目していたので嬉しいです。
調教師のコメント
9/26(日)中山3R 2歳未勝利〔芝1,800m・14頭〕優勝[2人気]
少しスタートで遅れてしまい、道中は中団からの競馬となります。勝負所から早めに動いていき、坂を登り終えたところで先頭に立つと、そのまま脚色は衰えることなく2戦目で初勝利を挙げています。
田村康仁調教師「短期放牧を挟んでの1戦となりましたので、馬の状態はまずまずフレッシュだったと思います。ただ、トレセン内でも突発的に気難しさを見せることがあり、皇成(三浦皇成騎手)も『返し馬では乗り手を試しているところがあって、少しでも気を抜くとガツンとハミを噛んでしまいそうでしたし、スタートから出していきたくなかったので、無理せず運びました』と言っていたくらいですから、今後も気性面は注意が必要でしょうね。それでも、逃げた馬が残る中でしっかりと捕まえることが出来て非常に強い競馬だったと思いますので、これからがとても楽しみです。その他、皇成は『道中でガッと進んでいくのは避けた方が良さそうで、道中はフワフワ遊びながら走るくらいがちょうど良いかなと思います。初めての右回りは問題なく、直線の急坂も脚が鈍ることは無かったので、距離はもう少し延びても大丈夫ではないでしょうか。課題はありつつも、この馬なりに成長はしていますし、良い勝ち方でした』と話していました。ひとまず1つ勝てたことでこれから余裕を持ったローテーションを組めるでしょうから、トレセンで馬体を確認した後はリフレッシュさせるつもりで考えています」