アイレ
☆5/28(土)新潟7R 3歳未勝利〔芝1,600m・16頭〕14着[6人気]
青木調教師のコメント
青木孝文調教師「新潟競馬場に到着後は馬房内で周囲の物音に敏感に反応するような面は見られたものの、装鞍までは何とか我慢が利いていましたね。ただ、パドックに行くとアナウンスが聞こえたりして、馬房にいる時よりも周りの音がより一層大きくなったことで、気が入り出して首を巻き込むような格好で歩いてしまっていました。こちらとしても一番分厚いメンコを着用して、なるべく周りの環境に影響されないように気を使っていたものの、パドックでゆったりと歩くことは出来ませんでしたね。それでも、返し馬は先出しにしたことで、待機所に入るまでは落ち着いていましたし、その後の精神状態にも良い意味で変わりがなかったようですが、集合の合図が掛かってゲート裏に移動してからはまたカッカし出して力みが強くなってきてしまいました。大外枠で後入れだったので、ゲート内でそこまで待たされることが無かったことから、駐立は落ち着いていましたし、スタートもまずまず出てくれたのは良かったです。その後も枠順や馬場状態を考慮して、前走のようにハナに立つことには拘らずにこの馬のリズムで運んで欲しいと事前にジョッキーには伝えていた通り、良いポジションで進められているように見えました。ただ、どうも外から見ている程は脚が溜まっている感じが無くて、ただそこのポジションで走っているだけといった感じだったようで、直線に向いた時も脚が溜まっていればもっと楽に進出していけるはずなのですが、早々に乗り役が促さないと進んで行けない格好になってしまいました。何かレース中に大きな不利になるような出来事は無かったですし、上がって来た時の様子を見ても余力は残っていない感じで、気の悪さから走り切っていない印象もありませんでした。丸山元気騎手には調教で乗ってもらい、中身が出来ていることは確認してもらっていましたし、展開や精神状態が噛み合えば前走のように上位争い出来るだけの力は持っているはずなのですが、今回は初めての競馬場ということも影響してか、レースで走る前に体力を消耗してしまったことが結果に響いてしまった印象です。この後については、トレセンに戻ってからの状態を見てどうするか判断させていただきたいと思います」
あばた先生の走法診断
スタートからコーナーの入りまで、ややモタレ気味でしたかね。右手前の際に左前脚が過剰に突っ張るように見えます。この形だと左回りは難しいですね。ワンターンの右回りが良いと思います。後は臨戦過程がどうだったか気になりますね。輸送で新潟まで持っていくのは平坦コースを求めた結果かと思いますが、気の悪さがありますし、そこはどうだったか気になるところです。 基本的にはクビがやや高めで状態はかなり立っており、捌きも硬めなのでパワー的には申し分ないです。 残りの期間を考えるとなんとしても芝で…とは言いづらくなってきましたが、ある程度ダートもこなせる走法には見えます。
カシオン
☆5/29(日)東京1R 3歳未勝利〔D1,600m・16頭〕11着[13人気]
古賀調教師のコメント
古賀慎明調教師「この中間は併せ馬を消化して、前走時よりも体がしっかりとしましたし、それに伴い動きも良くなってきましたから、2戦目でどれくらいやれるか楽しみにしていました。ただ、飼い葉食いが旺盛になったことは良いものの、それが影響して体が思ったよりも太くなってしまい、その分の重たさはあり、レースでも体を上手く使えずに少しバタバタとした感じでした。コンディションの良さを活かすことが出来ず、申し訳ございません。騎乗した荻野極騎手は『トモが使えていない感じで、ハミに頼って走っていました。その分だけ動けなかったですが、良いモノは持っていそうですし、レースに慣れてくれば変わってきそうですよ。あとはもう少し距離を長くしても良いのかもしれません』と話していました。また、パドックから返し馬など一連の流れはかなり落ち着きがあって雰囲気は良かったので、この点は評価してあげたいですね。レース後の脚元は今のところ問題無さそうですが、トレセンへ戻ってからもよく確認しておきます」
あばた先生の走法診断
しっかり走れている際のフォーム自体はやはりそんなに悪くありません。キックバックを嫌ったり、馬群に入れると後肢の連動性が崩れてしまったりという点はありますので、我慢して経験するしかないですね。 踏み込みは力強く、掻き込みもかなり強いので、スピード対応は厳しそうです。前回も多分書いたような気がしますが、東京ダートは適性的に厳しいように思えます。