☆3/20(日)中山4R 3歳未勝利〔芝1,600m・16頭〕8着[7人気]
宮田敬介調教師「前走時もそこまで煩くはなかったものの、レースまで向かっていく時の流れに大きな問題はなかったですね。レースでは、まだトモの弱さを抱えていることから、自分で上手くバランスを取って走ることが出来ず、ハミにモタレながらの追走になりました。これまでの競馬でも前半から出して行く感じでしたから、序盤は余計にハミにモタれ掛かる格好になってしまいましたね。福永祐一騎手も、そこを起こそうと意識しての騎乗だったので、横からだと折り合いを欠いているように見えたかもしれませんが、コンタクト面に大きな問題はありませんでした。ただ、自分でバランスを取れない分、今回のような緩んだ馬場は余計に堪えてしまったようで、直線ではスッとした脚を使うことが出来ませんでしたね。ジョッキーは、『最後どれだけの決め手を使えるか分かりませんが、もう少し前がサーッと流れる展開の方が良いかもしれません。でも、自分でバランスを起こして走ることを覚えれば、もっとやれそうな力を持っていると感じました』と話しており、悪い感触ではなかったようです。最後まで気持ちを切らさずに走ってくれて、前走に比べれば見所のあるレースだったと思いますし、あとは厩舎サイドとしてもしっかりバランスを取って走れるように教えていきたいと思います。この後については、レース後の状態を見てからどうするか判断していきます」
あばた先生の走法診断
今回は今までで1番形になっており、この馬の本来の走法が分析できそうです。 クビの高さには特に問題ありません。ただ、顎がやや上ずっており、前肢の踏み込みに対して力をうまく伝えられていませんし、連動しない分前脚の着地がコンマ数秒単位で遅れ気味になり、やや掻き込む形になっています。手前変え、コーナーでの姿勢の変化も少しずつ反応が遅いため要所要所でやや踏み遅れる感じがあります。まぁこれは去勢明けで筋力が落ちてネジが緩んでたという可能性もありますね。体重的にはさほど減っていませんでしたが。もう少し様子見ですね。能力自体はそこまで低く無いと思います。