アイレ 2戦目3着

 

 

アイレ 2戦目

 

☆2/26(土)中山5R 3歳未勝利〔芝1,600m・16頭〕3着[11人気

 

 

青木調教師のコメント

青木孝文調教師「馬体重は18㎏増えての出走でしたが、中間は飼い葉をしっかりと食べてくれて、馬体の張り・艶は良好でしたし、見た目も太くは映りませんでしたから、成長分と捉えていただいて構いません。トレセンでの調教中は、こちらも注意しながら接していたので大きなトラブルはなかったものの、気を抜けばいつ悪さをしてもおかしくないところがあり、実際に返し馬ではずっと首を曲げて走っていて危なっかしい一面は見せていましたから、今後も注意は必要でしょう。レース前日には、北村宏司騎手に跨ってもらいゲートの確認を行い、完全に落ち着いて立たせるところまで求める時間とリスクを取ることも出来ませんでしたから、枠内で立つことを思い出させるような内容でしたが、大きなアクションは見られませんでした。実際のレースでも大きな悪さは見せなかったものの、ジョッキーは、『ソワソワしたところはありましたし、後入れで待たされる時間が短かったのが良かったです』と話しており、駐立の時間が長くなればなるほど、まだリスクがあるのかなと感じました。スタートは上手く出てくれて、この枠でしたし変に抑えて喧嘩してもいけませんから、自ら先手を取る格好になりましたが、マイペースでリズム良く運べたのが今回の好走に繋がりました。あと一歩のところまで頑張ってくれましたが、最後の坂の部分で頭を上げて苦労する部分が見られ、そこはまだ力が付き切っておらず、馬体の軸がしっかりと定まっていないことが要因だと思いますから、今後の成長に期待したいところです。何よりも、厩舎としては今回も大きなトラブルなくレースを終えられたことにまずはホッとしていますが、現時点で競走能力に影響してはいないものの、少し息遣いに気になる部分があったということですから、今後も注意していく必要がありそうです。まずは精神面を中心にレース後の状態をよく確認してから、今後について検討していきたいと思います」

 

 

あばた先生の走法診断

初戦のような気の悪さを出さずに集中して走れていました。この状態ならばなかなかの走法ですね。状態がやや高めな割に前脚はそこまで上がらずにやや突っ立ったような形は少し気になります。このような走法の馬は、道中の追走時のスピードならば起伏は苦にしませんが、スパート時の急坂ではやや脚が鈍る傾向があり、その分捕まってしまった感じにも見えます。とは言え、4着の馬とは2馬身つけてますし立派ですね。今後もマイペースに行かせるために逃げの手を打つことになるかと思います。コーナリングの脚さばき自体は非常に綺麗なものがあり、状態を起こして安定して走れるため、直線の長いコースよりは小回り向きでしょう。