9/26(日)中山5R メイクデビュー中山〔芝2,000m・16頭〕14着[9人気]
あばた先生の走法診断
ケリーズノベル これはまぁ色々と幼いところを見せてて、レース以前にどうにかしなきゃならないことが多々ありますが、一応走法面での言及を。 まず、どこからどう見てもクビが高いですね。完全に前脚が立っちゃってて、そうなるとスピードの対応は今のところ厳しいです。 脚が長い分ストライドが少し大きいですが、現状後肢が全くうまく使えてないため、回転がついてきません。周りの馬と比較すると良くわかるかと思いますが、この馬だけ異常に回転が遅いです。立派な馬格ですけど、まだ中身が伴ってきていない感じでしょうか。H氏がなんで言ってたか非常に気になります。 トモの踏み込みの部分が改善されてきて、緩さが抜けてきたら走法が一変する可能性だけはまだ捨てられないかなぁと思うので、そこはちょっとだけ期待してもいいかと思います。 また、手前をなかなか変えない疑惑もありますね。パトロールビデオやレース映像では他の馬と被ってて確認はできませんでしたが、向正面半ばくらいで鞍上は何回も促しているように見えます。 回転が遅い影響でコーナーで常に立ち遅れてしまってます。 この辺りの改善は、短い距離で時計を出す調教を重ねないと難しいですが、どうも集中してくれない気難しさもありそうですね。調教も思い通りに行かなさそうなのもなんとなくわかりました。さっさとブリンカーあたり試しちゃっていいんじゃないですかね。
調教師のコメント
チークピーシズ着用。ゆったりとしたスタートでやや後手に回ってしまうと、道中は中団のインコースから進めます。3コーナー手前から追っつけ通しになり、デビュー戦は14着で終えています。
武井亮調教師「攻め馬で感触を掴んでくれた明良(菅原明良騎手)からチークピーシズを着けた方が良いと言われましたから、レースでも着用させていただいたものの、それでもモタれたり集中力が散漫になっていたので、結果的に深いブリンカーでも良かったですかね。かなりペースが遅かったにも関わらず、勝負所ではもう鞍上の手が動きっぱなしで、やはりワンペースな部分がどうしてもあります。騎乗した明良も『調教からスピードが足りない感じはしていたものの、やはり実戦でも同じような印象を受けました。ワンペースさを補うためにダート替わりさせるか、距離を延ばした方が良いと思いますね。あとは、ゲート裏でピーピー鳴いていましたし、道中も気持ちが前向きでは無いですから、その辺りも改善して欲しいところです』と話していました。馬っぷりが良くてとても見映えのする馬体ではありますが、その体の良さを活かせていないですし、5月生まれと言うこともあるので長い目で見ていただければと思います。また、目の状態に関しては、レース当該週にJRAの獣医師に診てもらったところ、『今のところは問題無さそうだ』との事でしたが、トレセンへ戻っても変化が無いか見ておきたいと思います」