5月14日、15日の出走馬結果

 

 

5月14日、15日の出走予定馬

 

 

 

アルファカリーナ

 

★ 5/14(土)中京1R 3歳未勝利〔D1,800m・16頭〕3着[1人気]

 

 

池添調教師のコメント

 

池添学調教師「前走から体重の変動こそなかったものの、付くべき所に筋肉が付いて、メリハリのある馬体でレースに向かうことが出来ました。レースでは、内の馬が主張してきたところで無理に競り掛けず、好位で上手く流れに乗ることが出来ていたと思います。勝負どころで後ろから迫るリースタルを手応えよく突き放してくれましたし、後は前を交わしてそのまま粘り込めばと言う内容でしたが、直線半ばで甘くなってしまいましたね。レース後、福永祐一騎手は『ゲート内でややソワソワしていましたが、許容範囲内で五分にスタートを決めることが出来ました。そのまますんなり先行できれば良かったのですが、クリニエールグラスが主張してきた為に、無理に競り掛けることなく好位でレースを運ぶ形を採りました。勝負どころでは良い手応えで上がっていくことが出来ましたし、これならあっさり突き抜けてくれると思った矢先、抜け出した途端にソラを使ってフワッとしてしまいました。最後はリースタルにも交わされているように、バテてしまったというよりは、ソラを使ってしまったことがすべてだと思います。チークピーシズなど試してみるのも手かもしれませんが、気持ちがピリッとし過ぎる恐れもあるので判断は難しいですね』とのことでした。勝負どころでは、あっさり突き抜けてくれそうな手応えでしたが、レース後の息の入りの早さを考えると、走り切っていないですね。ジョッキーが話しているように、馬具を着けるのも手だと思うので、調教で一度試してみることも考えています。この後はトレセンで心身の状態をよく確かめたうえで検討させていただきます」

 

あばた先生の走法診断

 

今回は仕上がりの問題だったのかな?というイメージです。状態が起きているので基本の走法自体はやはり良いんですが、後肢の踏み込みが浅く、回転がゆるゆるになっていました。後肢の動きがそうなっていると、走法全体にキビキビとした感じが出てきません。今回はこの馬らしく無く、終いの回転力がイマイチでした。 その他手前変えやコーナリングなどの基本動作は良好を保っています。牝馬の中では相対的にパワーの感じられる走法なため、良馬場の方がベターです。

 

 

 

インディゴブラック

 

★5/14(土)東京7R 3歳1勝クラス〔D2,100m・16頭〕56 横山武史 発走13:25

 

奥村豊調教師のコメント

 

奥村豊調教師「おめでとうございました。ゲート内ではソワソワとしていましたし、スタートしてからも流れが落ち着くまで頭を振って折り合いを欠いていましたが、収まってからは最後まで危なげないレース内容で勝ち上がってくれました。東京競馬場に到着後も環境の変化に戸惑うようなことはなく、パドックでも適度に気合いを見せるほどでしたし、雰囲気は良かったですね。ただ、ゲート内では周りの馬につられてしまって煩いところを見せた為に、次走までに何度かゲートの確認を行うように発走委員から注意を受けました。レース後、横山武史騎手は『スッと好位に取り付けることが出来ました。ただ、折り合いを付けるために、逃げ馬の後ろに付けたのですが、頭を上げてあからさまに嫌がっていたので、進路を外に取ったところ、その後は折り合いついてスムーズな競馬が出来ました。直線で抜け出した後は最後まで交わされることはなかったですし、現状は広いコースでのびのび走らせる方が良いように思いました』とのことでした。途中、折り合いを欠きながらも、早めに動いて最後まで交わされなかったように、力が発揮できればこれだけの走りを見せてくれるのですから、今後もいかに自分の形で競馬が出来るかがカギになってきそうです。この後はトレセンに戻って状態をよく確かめてから、相談させていただきたいと思います」

 

あばた先生の走法診断

 

おめでとうございます! この世代のダートはそこそこレベルが高い印象ですが、その中で2勝目は本当に立派としか言いようがありません。 クビは相変わらず高めではありますが、今回は終始自分の形で走れた点が大きかったですね。 テンの走法自体はやはりゆるっとした感じで、ここで後肢含めてもう少し強い形で踏み込めれば今後もいい形で競馬ができそうです。スピードに乗せてしまってからは大きなストライドで踏み込みつつ、クビをしっかりと振りながら、リズム良く身体を使えています。捌きは適度に硬さがあり、これが推進力方向へ踏み込む強度の源になっており、ダートにおいては強力な武器になっています。その反面、キレはない走法ですので前に行ってどこまでやれるか、もしくは最後方からの超ロングスパートになりがちな走法です。クビの高さがもう少し落ち着くと瞬発的な脚も使えるようになってきますが、そこまで望まなくても十分今後もやっていけるかと思います。