インディゴブラック 5戦目8着

 

インディゴブラック4戦目 勝利

 

 

 

 

☆4/9(土)中山7R 3歳1勝クラス〔D1,800m・14頭〕8着[1人気]

 

 

奥村豊厩舎のコメント

 

奥村豊調教師「パドックでは少しチャカチャカとして幼いところを見せていましたが、中山競馬場に到着後はテンションが高くなり過ぎることもなく、良い意味で前走と変わりない雰囲気で向かうことが出来ました。調教では前に馬がいるとムキになって走るところがあったことから、中間は改善を図る為に前に馬を置くようにしていましたが、追い切りを重ねていくにつれて我慢して走ってくれるようになりましたので、レースでも良い方に向いてくれるのではないかと期待していました。ただ、実戦ではすんなりと先行出来なかった為に砂を被ってかなり頭の高いフォームでのびのびと競馬が出来なかったですね。坂井瑠星騎手は『前走のような競馬が理想と考えていましたが、内目の枠に加えて速い馬がいた為に、揉まれる競馬になってしまいました。あれほど砂を被るのは初めてということもあって、道中はかなり嫌がって走っていました。経験の浅いところが出てしまいましたね』とのことでした。外目の枠でリズムよく運べた前走と違って、今回は内目の枠に加えてテンの流れも速くなってしまいましたし、昇級戦としては厳しい競馬になってしまいました。精神面に課題はあるものの、調教では教えていくにつれて対応してくれているように、経験を積んで行けばどのような形になっても走ってくれるようになるでしょう。この後はトレセンに戻って状態を確認したうえで相談させていただきます」

 

 

あばた先生の走法診断

ただ単にあのような砂をかぶる形の競馬をダートでは経験してこなかったと言うだけの話で、力負けではないように思えます。 元々クビが高い馬ではありますが、砂を被るのを気にしてかなり頭が高くなってしまい、追走中にほぼクビが使えない状態になっております。(走法について詳しく無い方でもこれは非常にわかりやすいサンプルになりました。) あれだけクビ位置が高くなってしまうと、クビの運動と脚さばきを連動させることは難しく、完全に脚力に頼った形で追走することになり、終いの脚は残りません。むしろあの形で追走して8着まで残っているのはなかなか凄いように思えます。 テンの身体の使い方自体もそこまでキビキビしたタイプでは無いため、簡単に位置は取れません。ジワジワと出していき、外目の番手を取れればという感じでしょうか。次走、外枠発走で、自分より外目にテンの早い馬がいなければ巻き返し必至かと思われます。 今回は形が崩れていたため、素の走法自体が良くなったか悪くなったかは判断が難しいですが、前走の形で走れるような条件が整えばこのクラスの中でも上位に来られる力のある馬だと思います。