☆1月22日の小倉・芝1,200ｍ〔藤田菜七子〕
藤岡健一調教師「19日に坂路で追い切りました。小倉競馬場までの輸送に備えて、終い重点で行いましたが、時計こそ目立たないものの、後半の遅い時間帯に加えて、力のいる馬場だった割には、促してスピードを上げて行こうとするとスッと加速してくれましたし、最後まで脚色が鈍ることはなかったですね。また、冬毛が伸びて見映えこそ一息なものの、体がふっくらとしてミエリなりに良いコンディションを保っています。昨年11月の福島では、想定していた以上に体重を減らしてしまったことから、今回はその反省を踏まえて余裕を持って仕上げましたが、これまで以上に飼い葉をよく食べていますし、今の状態を維持してレース当日を迎えられるよう努めていきたいですね。前走は8着に敗れてしまったものの、着順ほど負けていないですから、ロスなく立ち回って上位争いを期待したいところです」
あばた先生の前走時走法診断
かなり前脚に頼っているような形で走っています。これまでの映像を見ると、後肢が上手く連動せずちょっとクビが前のめりになるような形ですね。それでも脚を伸ばそうとしてますし、ストライドはそこそこ稼げています。本質的には今の距離でいいんでしょうけども、この走り方だと回転が上手く伴ってこないので追走で遅れをとる可能性が高いですね。スローペースで楽に追走できれば、と言ったところでしょうか。手前は割と頑張って変えてます。ただ、やはり疲れてしまうのか、終いはヨレたりモタれたりというのが気になります。この手のタイプはトモの成長待ちになりますが、一夏超えてどうなるか。この点は楽しみですね。